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母親のホルモン・オキシトシン

近年、セロトニンとともに脳内物質オキシトシン幸福ホルモンとして注目されています。

このオキシトシンは、哺乳類だけが持っているホルモンで、心が癒される、幸せな気分になる、という効果が認められています。

また、オキシトシンは女性が分泌するホルモンで、2つの役割があることが40年以上前からわかっていました。

1. 出産時に子宮を収縮させ、出産を促す

陣痛を促進させるために、点滴に使われているのがオキシトシンです。

2. 出産後に、母乳を分泌させる

赤ちゃんがお母さんの乳首を吸うと、それが誘因になり、母親の脳からオキシトシンが分泌され、母乳の合成と分泌が促進されます。

このように、母親が出産と育児に直結したホルモンとして、オキシトシンは昔からよく知られていました。

オキシトシンが母性愛と男女の愛情を生みだす

このオキシトシンの研究が進み、オキシトシンは母親以外の女性も、また男性も、年齢に関わらず分泌されることがわかってきました。

特に最近は、オキシトシンが母性愛と関係することがわかってきました。

さらに、信頼男女の愛情と関係して分泌されることもわかってきたのです。

母性愛という心の状態だけでなく、信頼という心の状態、男女の愛情という心の状態を作り出すことで、急激にこのオキシトシンの役割が注目され始めました。

オキシトシンの効果をまとめると、次のようになります。

・人への親近感、信頼感が増す
・ストレスが消えて、幸福感を得られる
・血圧の上昇を抑える
・心臓の機能を良くする
・長寿になる

オキシトシンが分泌されると、脳内では「脳内物質」としてはたらいて心を変え、さらに血液中のホルモンとなって体にも作用を及ぼすのです。